SOHO対応のお部屋

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では、快適なインターネット環境とはどのような状態を言うのでしょうか。
仕事内容や用途によって差はありますが、
今回は大きく3つのポイントをあげて説明いたします。


常時接続/定額料金であること
回線速度制限について
契約プロバイダが選べるかどうか


1.常時接続/定額料金であること

メール・Web閲覧・ファイル転送などをするためにインターネット接続手段が必要になるわけですが、必要な時にしか接続しないのでは急な連絡があっても夜まで気付かなかったり、不用意な接続によって定額制よりも料金がかかってしまったりという可能性があります。
ADSLや光ファイバー等の専用回線では月額固定となりますが、CATV等のインターネット接続サービスなどではでデータ従量料金制の場合がありますので注意してください。

 

2. 回線速度制限について

大量のデータをやり取りする場合、インターネット接続のスピードも重要となります。
しかし、回線種別により月額料金が変わりますし、周囲の環境によって敷設できる回線種別に制限をうけることもあります。
一般的には、「常時接続・定額料金・ブロードバンド」が理想的ではありますが、物件によっては困難な場合がありますので、事前に確認することが重要です。

【ブロードバンド】

■ADSL
データ送信速度よりもデータ受信速度に重点を置いた(非対称)、ベストエフォート(最大限努力する)型の通信方式です。
通信速度のサービスメニューは現在1~50Mbpsと多様で最大速度の上昇も日進月歩となっていますが、実際の通信速度は電話局からの距離や、周囲の環境によってかなり制限されます。
既存のアナログ電話回線があれば、その線を兼用して開通できますし、無い場合にも通常の電話工事と同じ感覚でADSL専用線を引くことができ、開通までが早いのも特徴です。
※回線提供業者とプロバイダを別に契約する場合と、同時に契約する場合、またはプロバイダが回線業者を兼ねている場合もあるなど、選択肢が豊富です。

■光ファイパー
通信用の光ファイバーを使ってインターネットに接続します。
音声電話とは兼用できませんので、基本的に要工事となります。しかし最近は引込工事済みの物件も増えています。
各戸で専用に引く場合と、マンションなどの棟単位で引く場合とがあり、さらにそのどちらでも、回線専有型と共有型の違いが有ります。
通信速度は10Mbps・100Mbps・1Gbpsなどのサービスメニューがありますが、これもベストエフォート型なので常に最大速度が出るとは限りません。
しかし、送信・受信の通信スピードがほぼ等しく、ADSLに比べるとかなり安定しているので、大きなデータのやり取りが多い場合には最適です。
※建物全体で工事済みの場合、契約プロバイダが決められている場合があります。

■CATV
ケーブルテレビを引く場合、サービスの一つとしてインターネット接続が用意されていることがあります。
その場合、CATVの工事をすれば、セットトップボックスにネットワークの接続口があったり、あらかじめ壁面埋め込みのネットワーク接続口が用意されたりしています。
建物全体で工事/契約する場合が多数ですが、戸数の少ないアパートなどでは独自に引き、個別契約することも可能でしょう。
インターネット接続サービスは、視聴用のTV契約に含まれる場合と別契約の場合があるので確認が必要です。
通信速度はCATVの使用していない帯域を使うため、8~10Mbpsほどとなるようです。
※契約プロバイダは、CATV業者そのものになることがほとんどです。
【ナローバンド】
■ISDN
デジタルの電話回線を使用してネットワークに接続します。
従来のアナログ電話回線が引いてあれば、切り替え工事とISDNのターミナルアダプター、もしくはルーターを設置すればすぐに開設できます。
通信速度は64kbpsまたは128kbpsの保証(ギャランティ型)で、一度接続すれば、速度が落ちたり、切れたりといったことがほとんどありません。
ISDN回線を1本引くと、インターネット接続・音声通話・FAXなどから同時に2回線まで使用することができます。
電話回線により接続しますので、本来なら接続した時間分だけ料金がかかってしまいますが、NTT フレッツ・ISDN契約を結ぶと、月額固定で使用することができます。
※回線提供業者はNTTですが、インターネット接続認証プロバイダは別契約となります。
■ダイアルアップ
電話回線にモデムを接続し、プロバイダにダイヤルしてインターネットに接続します。
室内まで電話線が引いてあれば、特に回線工事は必要ありません。
通信速度はモデムの性能によりますが、現在出ているもので最大56kbpsとなります。
電話をかけて接続しますので、接続した時間に応じて料金がかかってしまいますが、NTT テレホーダイ契約を結ぶことで、深夜(23:00~08:00)に限っては使用料金の固定化ができます。
※回線提供業者はNTTほかとなりますが、インターネット接続認証プロバイダは別契約となります。


3. 契約プロバイダが選べるかどうか

建物全体で光ファイバーやCATVが工事済みの場合、契約できるプロバイダが決められている場合があり、使える機能にも制限がある場合があります。
■メールアドレスの有無、受信可能容量、自由なアドレスが取れるかどうか。
プロバイダにより、一定以上の大きさの添付ファイルは送受信できないなどの制限が付くことがあります。
それとは別に、ウイルスガード・スパム(迷惑メール)ガードなどの付加機能があるプロバイダもあります。
■ホームページスペースの有無、容量。
大きいファイルをやりとりする場合、メールで直接送るよりも、ホームページスペースに取りに来てもらうようにすることで、送信制限を超えたファイルを受け渡すことができ、相手にとっても予想外の大容量ファイルを受け取って思わぬトラブルになることを防ぐことができます。
ただし、プロバイダ提供のHPスペースにも上限がありますので、確認の必要があります。
■接続可能台数
プロバイダの契約内容により、通常使用できる台数は1台~数台程度に制限されています。制限を超えて使用することが出来るのか、出来る場合でも、料金体系などがどうなっているか、確認が必要です。
■そのほか、プロバイダ独自のサービス
固定IPサービスやドメイン名取得サービスなど、メールとWeb以外にもさまざまなサービスが用意されています。
自社でFTPサーバやメールサーバを構築して、ファイル交換や独自ドメインによるメールのやりとりを行いたい場合などは、そういったサービスのあるプロバイダを検討してください。
※Webサーバも構築できますが、アクセスが集中して本来のインターネットが遅くなったり、外部から攻撃されたりする可能性を考えると、SOHOオフィス内には置かない方が良いかと考えます。

 

以上、プロバイダのサービスを紹介させていただきましたが、CATV契約のようにプロバイダが指定されていたり、やりたいことが増えて第一プロバイダだけではすべての希望を満たせなくなったりする場合もあります。
その場合、第一プロバイダは接続用と考え、例えば自由なメール送受信用に、メール制限の緩い第二プロバイダと契約したり、eコマースなど高度なホームページ公開のために、レンタルサーバーを契約したりといった手法も考えられます。
目的に合わせたプロバイダを選ぶことで、安価に高機能なSOHO環境を構築することができます。

 

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