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KENの新規事業 KENの 新たな可能性を切り拓く エネルギー事業開発部 課長代理 田中 秀憲 2002年入社

太陽光発電という新規事業に、その立ち上げの時期から携わってきた社員へのスペシャルインタビュー。事業の魅力とその可能性を語り尽くします。

太陽光発電事業に
取り組むことになったきっかけは?

まず、2013年4月に資産運用開発部という新しい部署が発足します。会社が保有する資産の中長期的な運営管理を主に担当する組織です。加えて、運営中の不動産や新規取得物件の活用によって、新たな事業機会を創出しようという目的を持って、その可能性を模索していく役割も担うことになっていました。私は、この新設部署に異動となり、新規投資案件の精査、その事業化の可能性を探るといった業務を担当することになりました。この資産運用開発部が、現在のエネルギー事業開発部となっていきます。
そんな私たちのもとに、太陽光発電事業への投資を打診する話が入ってきました。2013年の夏のことです。当初いただいた情報は、小口の投資案件でした。しかし、部内で情報を収集し、検討を進めていくなかで、それなりの規模の投資事業として進めていけるのではないかということになる。そこで、本格的な調査と関連する制度の勉強をスタートさせることになりました。

検討の結果、事業化に着手すべきとの
結論に至ったのですか?

そういうことです。いわゆるメガ・ソーラー事業は、2012年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度がスタートしたことで、IT企業や電機メーカー、ガス会社、商社など、異業種の参入が一気に加速しました。ですからこの時点で参入を検討するというのは、動き出しとしては遅い。しかし、ケン・コーポレーションが動き出せば、スピード感が違う。意思決定のスピードの早さは、有利にはたらくだろうと考えました。
また太陽光発電事業は、土地を仕入れて設備を整え、そこからあがってくる収益を見込むという投資事業になります。これは不動産投資ビジネスにも似ています。発電した電力は固定価格で買い取られるため、長期安定的な収益が見込めるのです。さらにグリーン投資減税制度によって、設備投資に対する税制的なメリットもあることもわかりました。安定した投資と税制上のメリットを兼ね備え、それなりの大きな事業として進められることで、事業化すべきとの結論に至りました。

その後の事業の流れについて
教えてください。

事業用地を仕入れるための活動を、2013年の夏から進めてきました。最も大切なのは、この事業にふさわしい適地を取得することです。太陽光発電事業の効率を考えると、比較的大規模なまとまった土地を仕入れる必要がありました。また、日照を確保できるひらけた土地で、アップダウンも少ないほうがいいなど、諸条件を勘案しながら、事業適地の情報を収集していきます。
こうして収集した用地情報をもとに、法令上の規制などを調査し、実現可能な施設の規模を推定、その投資額や事業収支をシミュレーションするなどして、事業の実現可能性を精査していきます。これら調査結果を経営層に提出し、投資判断を仰ぐことになります。有用な用地情報には、競合相手が存在することも多いのですが、経営判断が必要な局面では、直接、社長に相談に行って、取得条件を詰めるといったこともありました。
事業化が承認されると、地権者との交渉をスタートさせます。最初に取得した2つの案件は、いずれもゴルフ場跡地を活用するもので、ゴルフ場の運営会社に加えて、この会社に土地を貸していた複数の地権者との交渉が必要でした。

複数の地権者との交渉では
どんなご苦労がありましたか?

地権者集会を開催して、これまでゴルフ場運営会社に貸していた土地を、引き続き、ケン・コーポレーションに貸していただけませんかという話をします。さらに個別に地権者の方々を訪ね、賃貸借契約への合意を取り付けていきました。もともと貸していた土地を有効利用できるという話ですから、前向きな話になることが多く、特に苦労とは感じませんでした。
むしろ太陽光発電事業に利用するということで、土地が汚されるという心配もありませんから、その点をご理解いただき、歓迎してくださいました。ある地権者の方から「この土地が、いい仕事をしてくれるのは、嬉しいことだよ」と言っていただき、こうして託された土地で推進する事業を、立派に育て上げなければならないという想いを強くしました。

今回の事業を通じて
ご自身として得たものは?

新たな事業を立ち上げ、つくり込んでいくという仕事は、誰もが経験できるものではありません。未知の領域に踏み込んで、多大な投資を行う事業に携わるのは、大きな責任を伴うものですが、一つひとつ勉強を重ねながら新しい仕事をはじめる楽しさも、日々実感しています。担当者として、経営層に対して投資判断を仰ぐための準備を進めていくという仕事は、私としてもはじめての経験でしたから、学ぶことは多いのですが、その分、楽しい経験をさせてもらっていると感じています。
大きな経営判断の一翼を担う、あるいはその判断に介在するという経験を重ねていくことで、自らが判断するときの準備ができていくのではないかと考えています。そして、やがては自分の判断で事業の舵取りをするような立場になっていきたいと考えるようになりました。

新規事業の立ち上げに携わって感じる
KENの可能性とは?

ケン・コーポレーションは、総合不動産業として、高級不動産の仲介・管理・企画を大きな柱として、事業を推進してきました。しかし、それに留まらず、新たな事業分野に堅実に、しかし積極的に取り組んで、新たな柱として確立することのできる会社です。その点、社員の立場から見ても、非常に可能性を持った会社であると感じます。 本業である総合不動産業以外に、ホテル事業、メディア事業等が既に大きな柱となっていますが、この太陽光発電事業によってスタートしたエネルギー関連事業を、また新たな柱として確立できるよう、堅実かつ積極的に業務に取り組んでいきたいと考えています。

※内容はすべて取材当時のものです