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週末には日常を離れてゆっくりしたいと願うものの、首都圏近郊で条件に適う場所は意外に少ないと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。渋滞に巻き込まれずにさほど時間をかけずに行ける場所、観光客で歩きにくいようなエリアは避けて、でもおいしいものや美しい風景に恵まれ、家族でゆったりと過ごせる住まいがあり……と考えるとなかなか該当する場所がないのが現実でしょう。
今回、ご紹介するのはそんな要望を満たす、これまでに無かった住まい。かつて安藤広重が描いた、富士山を遠望する景勝地・秋谷の立石海岸のすぐ近くに誕生したJOYLUXE THE RESIDENCE AKIYAです。ヨーロッパのリゾート地の暮らしを想起させるような住宅を設計した建築家の陶器二三雄さん、企画にあたったケン・コーポレーション横浜支店の小菅淳さんに話を伺いました。
葉山の御用邸の前を走る国道134号を秋谷海岸方向に向い、プリンで有名なマーロウ秋谷本店を過ぎてすぐの高台にあるのがJOYLUXE THE RESIDENCE AKIYA。通りから見上げるとガラス張りの大きく張り出したバルコニーが印象的な建物です。
元々、この土地は駐車場として使われており、コロナ禍中にケン・コーポレーション横浜支店が所有者から活用の相談を受けました。そこで提案したのは、これまでこのエリアの賃貸住宅には無かったハイグレードなリゾート住居です。
「国道134号沿いは近年、宿泊施設と見間違えてしまいそうな規模の別荘が増え、活気が増しつつあるエリアで、この地になら予算を度外視しても別荘を建てたい、マンションを買いたいという方は少なくありません。ですが一方で、土地、物件ともにあまり市場には出てきません。また、その前にとりあえず借りて住んでみようとすると適当な物件がないのが現状です。
賃貸物件がないわけではありません。ただ、ある程度の広さを借りようとすると古い分譲賃貸で70㎡、田の字型の3LDKが中心になってしまいます。1棟すべてが賃貸という物件はなく、広さ、間取り、設備その他グレードに至るまで選択肢の幅が非常に狭いのです。大型車の入らない機械式駐車場が多く、昨今のニーズに合わないのも問題。立地の良さに見合う賃貸住宅がないのです。
それを考えると、求められるスペックを備えたグレードの高い住宅のニーズはあると考えました。無難なものを作るべき立地ではありませんから、この場にふさわしいレベルの住宅を目指しました」と小菅さん。
その依頼を形にした建築家の陶器二三雄さんは、今でも食が家族の中心にある国、イタリアで学んだ人。この住居を設計するにあたり、最初にテーマとしたのは東京での日常とは異なる、食を中心とした家族の時間が実現できる住まいにするということでした。
「都心からこの地に来る人たちが、ここでどういう時間を過ごしたいと思っているかを考えました。平日の暮らしは誰もが忙しい。休日でも夫は仕事が残っていたり、付き合いのゴルフがあったり、妻も子どもの学校の行事などがあるかもしれません。
そうした日常から解き放たれ、オープンなキッチン、大きなテーブルを囲んで家族で料理を楽しみ、会話する。都市ではコンパクトになってしまいがちなLDKを広く、開放的に設計することで家族の時間を充実させる住まいにしようと考えました」
例えば502室のキッチンは正面に秋谷海岸が広がる位置に配されており、手を動かしながら眺望が楽しめます。天板はピザをこねたり、蕎麦を打ったりが楽しめる大型サイズ。カウンターは家族、友人と料理をするにも、出張シェフに腕を振るってもらうにも使いやすい形状になっています。
もうひとつ、食の場面を拡張してくれるのは大きく張り出したバルコニー。2.5mの奥行きがあり、テーブルを置いても十分な広さがあります。
「海辺では夏でも夕方5時くらいになると風が涼しく感じられるようになります。絶景と言われる秋谷海岸の夕日を眺めながら食前酒や食事を楽しんでいただけるのではないでしょうか」と陶器さん。
都心はもちろん、他でもあまり見ない大型でしかもガラス張りのバルコニーはコンクリートにピアノ線を使った構造的配慮によって可能になったもの。コスト的にはとてもかかるそうですが、ここでの暮らしには必須という判断で実現しました。夕日や朝焼け、星空などに加え、江ノ島や逗子海岸などの花火大会も楽しめる特等席です。
また、最上階5階の3住戸には海に加え、背後の山の緑も楽しめる専用のルーフバルコニーが設けられており、こちらもアウトドアのダイニングなどとして使えます。
「最上階はいずれも専有面積が150㎡前後あり、周辺には比べられるような物件はありません。あるとしたら一戸建てですが、セキュリティ、管理の問題を考えると集合住宅が良いと考える方が多いようです」と小菅さん。
ルーフバルコニーへは室内の専用階段を上がるようになっており、どこか秘密基地のような雰囲気があるのも楽しいところです。
もうひとつ、意識したのはこの土地にふさわしい建物であること。
「都心のマンションの都市的な佇まい、シャープさをある程度消し、光の移ろいが感じられるような建物にしようと考えました。室内は白と木目を基調とし、そこに暮らす人、家具、緑が入ることで映える空間を意識しました。余白があると言えば良いでしょうか、デザイン、作為を見せない、自然を感じる空間です」と陶器さん。
完成した建物内の優しい空間は都会の尖がった先進性とは無縁の落ち着いたもの。建物はその土地に長く存在し続けるものであり、移り変わりの激しい流行にどっぷりつかったデザインはあっという間に古臭くなってしまいます。それよりも、その地でいつまでも愛される「中庸」をよしとすべしということでしょう。住む人にも緊張を強いない、リラックスできる空間です。
といっても、その「中庸」の背景には「建築家の思い、細かい配慮などが各所にあり、それが差別化、ひいては順調な申込みに繋がっています」と小菅さん。物件の公開は2024年7月末からですが、それから10日ほどの時点で全体の4分の1を超す申込が入っているそうです。
「このエリアに比較できる物件が無かったため、鎌倉、逗子、葉山に加えて地元の150㎡超のリノベーション戸建てなどを参考に賃料を設定しました。特に最上階は戸数が3戸と限定されていることもあり、相場とは無縁な設定になりましたが、立地と建物の魅力、豊富な間取りバリエーションなどが評価され、最上階から申込が入ってきています」と小菅さん。
奇をてらうのではなく、その土地らしさを大事にしつつも細部にもこだわった点や希少性が高く評価されているのです。
陶器さんが挙げてくださった前述の2つのこだわり以外にも現地には随所にこだわりがあり、上げていくときりがないほど。そのうちのごく一部をご紹介します。
1階には23戸分の平置き駐車場が用意されており、住戸は2戸のみ。住戸も作れたところをあえて駐車場にしたのは機械式駐車場では入らないサイズの車に配慮したもの。1階なのでセキュリティも屋根もあり、安心です。
ちなみに1階にはエントランスを通らずにアプローチできる隠れ家のような独立住戸があります。他住戸以上にひっそり静かな空間なので、東京から離れたところで仕事に集中したいという人にはうってつけ。眺めの良い部屋を住まいとして、こちらを仕事部屋として使うという手もあります。
玄関のゲートからエントランス、エレベーターホールと住戸までの間は少し歩くようになっており、照明はやや暗め。リゾートといえば明るい、太陽がいっぱいという雰囲気の建物が多いことを考えると不思議な感じがしますが、実際に歩いてみるとその意味が分かります。歩みを進めるにつれてテンションが上がる、そんな作りになっているのです。リゾートは非日常を楽しむ空間でもあると考えると、それにふさわしいドラマチックな演出があるというわけです。建物のゲートの高さなど細かいところにもそのための配慮があるそうですから、現地を訪れた際にはぜひ、体感してみていただきたいものです。
収納の豊富さ、使い勝手への配慮も特筆ものです。たとえば501室のシューズクローゼットはエントランス同様石張りでツーウェイ。海で使ったものはここに収納する、シューズクローゼットを抜けてバスルームに直行することにすれば、一切の汚れものを来客の目に触れさせずに済みます。
ウォークインタイプのクローゼットも各所に用意されています。
「リゾート地に出かける方々は荷物が多いものです」と陶器さん。「特に女性の場合、昼はカジュアルなスタイル、夜はドレスアップ等場面に応じてファッションを変えるのも楽しみのひとつ。また、リゾートだけで使う品もあるので収納はたっぷり必要です」
建物が東、南、西と3方向に向いており、各住戸の向きによって眺望が、秋谷海岸、江ノ島、富士山、緑の山並みなどとそれぞれ異なり、各戸の眺望、また光の入り具合、間取りなどがまったく違う点もうれしい悩み。どの部屋を選ぶかで暮らしも変ってきそうです。
まだまだ魅力は尽きませんが、最後に大事な点を。それはJOYLUXE THE RESIDENCE AKIYAがこだわりを徹底して実現した建物であること。
「コロナ禍以降、湘南エリアは広く人気を集めるようになっており、特にこのエリアでは変化を感じます。今後、物件も増えていく可能性があるでしょう。ただ、大事なことはやりきれるかどうか。海外経験があるなどの目の肥えた方々に満足いただくためには中途半端なものでは選ばれません。それができるかどうかがハイエンドな住宅を作る際には大事な点だろうと思います」と小菅さん。
株式会社 陶器二三雄建築研究所
http://www.ft-a.com/index.html
公式サイト
https://www.joy-news.com/project/akiya/
東京情報堂代表。街選びのプロとして首都圏のほとんどの街を踏破した、住まいと街の解説者。早稲田大学教育学部で地理・歴史を学び、卒業後は東洋経済、ホームプレス、東京人その他の紙、ウェブ媒体で編集者、ライターとして記事、書籍等を手がけており、主な著書に「この街に住んではいけない」(マガジンハウス)、「解決!空き家問題」「東京格差」(ちくま新書)その他著書、かかわった本多数。日本地理学会、日本地形学連合、東京スリバチ学会会員。宅地建物取引士、行政書士有資格者。
掲載中の物件名・プロジェクト名・駅名・社員の所属などの情報は2024年8月現在のものです。