Interview 先輩社員の声
2018年入社
文学部 文化芸術専攻卒
住宅賃貸営業 / 総合職
不動産に関するあらゆる業務に
携わり、幅広く学べる環境
学生時代に最も力を入れていたのは、関西の学生たちが集まってイベントオーガナイザー的な取り組みを実施する学生サークルの活動でした。ライブハウスの営業時間外にDJやバンドを集めたイベントを企画したり、立食形式のパーティーを開催したりしました。ライブハウスのオーナーなどの社会人と関わり、交渉する機会を得たことは、貴重な経験でした。
その後、カナダのトロントで約1年間、留学生として語学学校に通いました。欧州からの訪米者や現地の学生などとの交流を通じて、さまざまなカルチャーを体感することができました。そして、ここでもイベントを企画していました。現地の日本料理店で働く方にご協力いただき、寿司などの日本食を振る舞い、私自身も加わって日本の楽曲を演奏しました。
トロントから帰国したのが就活をスタートするタイミングで、学んできた英語を活かせる仕事に就くことを軸に、IT系企業などを中心に活動しました。また、もう一つの軸として施設の開発にも興味があったので、不動産ディベロッパーを見ていました。KENとの出会いは、留学経験者を対象とする就活イベントでのこと。英語を使う仕事があること、施設開発の仕事ができることなど、自分にとってチャンスが多く、さまざまな業務に携わりながら幅広く学び、成長できる環境があることに魅力を感じました。
不慣れな日本での生活を
支え続けるということ
外国部では、日本への赴任が決まった外資系企業の経営層や従業員、外交官などのお客様に対して、生活の拠点となる住まい選びをサポートする仕事をしています。はじめて来日されるお客様が多いために、ご紹介物件のあるエリアの特性や日本での賃貸契約の流れを十分には理解されていないことは珍しくありません。このため外国部での仕事は、賃貸契約の締結にとどまらず、その後の引き渡しや入居後の生活全般に関するトータルサポートを提供することが求められます。それを非効率なことだと捉えてしまっては、KENの存在意義は失われてしまうでしょう。来日される各国の方々の、不慣れな日本での生活を支え続けることが、KENに対する信頼を育んでいると考えるからです。
コロナ禍では、着任前に来日することが難しいお客様が増えています。そんなお客様に対しては、外国部が導入した「バーチャル3D内見システム」を活用して、お客様の自国に居ながらにして新たな赴任先となる日本の物件を内見していただけるようになりました。複数物件の内見も効率的にこなすことができ、眺望の確認や採寸までも可能なシステムを利用することで、入居後の暮らしをイメージしやすくなります。このような先端技術の積極導入によって、お客様のお部屋探しも大きく進化することが期待されます。さまざまなツールを採り入れながら、営業活動の効率化を進め、成約率の向上に努めていきたいと思います。
某国大使のリクエストに対応
初の大型案件を成約に導く
私がはじめて担当させていただいた外交官は、某国の大使を務める方でした。その大使からは、それまでに経験したことのないような難しいリクエストを数多くいただきました。それらのご要望を可能な限り叶えてさしあげるように努力はしましたが、いくつかのリクエストについては、できないと判断せざるを得ませんでした。大使にそのことを伝えると、「どうなっているの?」「KENさんでしょ?」という反応。私の対応にがっかりしているというご様子でした。振り返ると、他国では相応の待遇を受けられてきた大使のバックグラウンドに配慮することなく、できない理由を明確にしなかったこと、その代替案を提案できていなかったことが、大使の失望につながったのだと思います。
KENに対する信頼と私自身への期待を回復するために、外交官対応に豊富な経験を有する女性営業担当に相談し、大使館へも同行してもらいました。彼女は、日本の制度や商慣習などを丁寧に説明してくれました。そして、できないこととその理由を明確にお伝えし、大使のご要望に寄り添った代替案を提示することで、初の大使館契約を成約に導くことができました。カルチャーやバックグラウンドの異なるお客様に対しては、それぞれのお客様が期待されるアプローチでサービスを提供することが求められます。多くの出会いと経験を重ねながら、それぞれのお客様が求めるサービスを提供できるよう、自分のなかの引き出しを増やしていきたいと考えています。
不動産に関するあらゆる業務を
マルチにこなしたい
お客様に最初にお会いした瞬間から、私たちの仕事、すなわちお客様との関係づくりはスタートしています。お客様の言葉の一つひとつをつぶさにお伺いしながら、祖国の文化やその方が過ごされてきた背景にも配慮して、どのようなサービスを期待されているのか、どのような提案をしたらご納得いただけるのかを考えなければなりません。そのような努力を重ねて、お客様から「ありがとう」の一言をいただき、契約後にも新たなお客様をご紹介いただけたときには、大きな手応えを感じることができます。
このように日々の営業活動のなかで培ったお客様の信頼が、次のビジネスチャンスにつながることがあります。外国人賃貸の部署にいても、担当させていただいたお客様のご要望に応じて、さまざまな部署と連携しながら、売買やオフィスの業務に関わることもできるでしょうし、将来、企画・開発や管理の仕事に就く可能性もあるでしょう。不動産に関する多彩な業務を経験しながら、必要な知識やノウハウを学び、あらゆる業務をマルチにこなせるプロフェッショナルを目指したいと考えています。そして、この人に仕事を任せたい、この人と一緒に仕事をしてみたいと、社内外から頼られるような存在になりたいと願っています。
上下関係なく意見交換ができる
オープンな会社
判断に迷って先輩たちに相談したときに「お前はどうしたいの?」「どう考えているの?」とよく聞かれます。入社当初は、自分の意見がまとまらないままに質問することが多く、うまく答えることができませんでした。そんなときには「自分の軸を持って仕事に向き合うことが大切だ」とアドバイスされました。そして、そのことを意識しながら仕事に取り組むことで、徐々に自分の営業スタイルというものが確立されていったのだと思います。KENには上下関係なく意見交換ができる雰囲気があります。それは、誰もが個々人の意見や考え方を尊重しようと考えているからなのでしょう。
就職活動においても、自分は何がしたいのか、そのためにどのような道を歩むべきなのかを、しっかりと考えて臨むべきだと思います。面接のときなどに、その会社が求めている理想像に寄せた意見を述べようとしがちですが、それによって入社できたとしても、入社後にギャップを感じるようなことになれば、自分自身にとってもその会社にとっても不幸なことだと思うからです。相手に寄せるのではなく、自分を素直に表現することを大切にしてください。そして、みなさんにとって理想の未来が、KENと重なることを期待しています。
1日のスケジュールSchedule
- 8:30出社
出社後にメールチェックを済ませて朝礼に参加
チーム内メンバーのスケジュール等を共有 - 10:00物件のご案内
お客様のご要望に合わせて選定した3~4物件を内見していただく - 12:00六本木の和食店にてランチ
- 13:00Zoomにて法人オーナーとの定例会議
・マーケット動向、類似物件の稼働率の報告
・賃料設定、キャンペーンの実施に関する打ち合わせ - 15:00重要事項説明書などの契約書類を英文で作成
- 17:00メール対応、物件に関する資料の送付
- 19:00業務終了、帰宅
※内容はすべて取材当時のものです