Interview 先輩社員の声
2009年入社
ファイナンス研究科修了
エンタテインメント事業 / 総合職
不動産とファイナンスの
可能性に魅せられて
不動産業に興味があって、大学は不動産学部を選びました。学んだ成果を残すために資格取得にチャレンジし、大学2年生の時に、宅地建物取引士資格を取得しています。
また、当時はJ-REIT(不動産投資信託)が立ち上がった頃で、不動産と金融が融合したビジネスについて学ぶために、大学院のファイナンス研究科に進みました。
就活では、もともと興味のあった住宅を扱う企業であること、加えて不動産金融の知識が活かせる事業領域のある企業であることを軸に絞り込み、最終的にKENへの入社を決めました。
最初の配属は、グループ会社のアール・エー・アセットマネジメント㈱でした。REITが保有する物件のプロパティマネジメント業務を受託し、担当物件の運営・管理を担う仕事。リーマンショック後の厳しい時代でしたが、担当物件の価値の最大化を図るという、プロパティマネジャーとしての仕事には手応えを感じました。
その後、国土交通省に出向となって、市街地再開発事業の予算配分や認可手続き等に携わりました。街づくりに関する意思決定のプロセスを体現し、有意義な経験ができたと思っています。
エンタテインメント施設を
核とする街づくりへの挑戦
その後、現在も兼務する企画部に異動となります。当初は、街づくりに関する知識と経験があることから、都心部の市街地再開発事業に携わり、再開発準備組合の事務局として地権者との折衝業務等にあたりました。都市計画決定と組合設立の認可までを見届けたところで、新たな業務に就くことになります。
企画部は、高級賃貸住宅の企画コンサルティング事業とホテル等の開発事業を担う部署であり、当時は、横浜市の公募に応じて、市有地を活用した開発計画を策定するというプロジェクトが動き出していました。横浜市から提示された事業要件は「観光・エンターテイメントを軸とした街づくりによって、街の賑わいを創出し、企業誘致を促す」というもの。これに対してKENとしてどのような事業を推進すべきかを検討し、提案内容や投資計画の詳細を詰めていきました。
エンタテインメント施設を核とする街づくりは、KENとしても初の取り組みとなります。業界関係者へのヒアリングと、さまざまな調査、検討を重ね、音楽特化型アリーナとインターナショナルブランドのホテル、オフィスビルを併設する計画としました。
誰もが経験したことのない
施設開発に邁進した日々
大きなチャレンジだったのは、スポーツイベントなども可能な多目的アリーナではなく、音楽に特化したアリーナとし、そのキャパシティも2万人の観客動員が可能な世界最大級の規模としたことです。加えて、街区一帯を人工地盤でつなげて広場を設けています。単体の建物を組み合わせるだけではなく、一つの街区としての街づくりに舵を切れたことも大きなポイントだったと思います。
横浜市から事業者決定の通知を受けたのは、2017年11月のこと。そこから開発担当として、設計、施工、施設運営に関わる多くの専門家を巻き込みながら、これまで誰も経験したことのない施設開発に取り組み、2023年7月31日に竣工しました。
現在は、Kアリーナ横浜の運営会社である㈱Kアリーナマネジメントに出向し、行政との協議や近隣の住民・企業とのリレーションを担うエリアマネジメント業務に携わっています。竣工して終わりというのではなく、施設を活用した賑わいの創出に取り組み、地域と連携した街づくりを推進するのが、現在の仕事です。
さらにWebサイトの運営やプレスリリースの発行などの広報・PR活動を通して、施設に魅力を付加して発信する業務に力を注いでいます。
信念を貫き、
妥協しないということ
プロジェクトの計画段階から竣工後の運営にまで携わることができていることが、私自身にとっての大きな財産になると考えています。
計画段階では、音楽業界で多くの実績を積まれた専門家の方々へのヒアリングを重ねました。なかには「それは業界の常識では考えられない」「実現は不可能だろう」という厳しいご意見もありましたが、そのような前例にとらわれないチャレンジができたこと、そして、エンタテインメント施設というKENにとって新たなジャンルの施設を生み出せたことは、私のなかに大きな自信を育んでくれました。
今後は「Kアリーナ横浜」や「ミュージックテラス」と名付けた街区全体を軸として、行政や周辺集客施設とも連携し、対話を重ねながら、新たな事業機会の創出に取り組みたいと考えています。そしてやがては、さらに新たな大型プロジェクトを立ち上げ、「信念を貫き、妥協しない」という姿勢で動かしてみたいと思っています。
価値観を共有できていることが
この会社の力になっている
常々感じているのは「仲が良くて楽しい会社だな」ということです。風通しがよい風土があり、社員同士のコミュニケーションも活発なために、会社としての考え方や立ち位置というものが、自然に共有できています。そのような背景があるからこそ、同じ価値観を持って、前向きに仕事に取り組むことができるのだと思います。
仲の良さは、上辺だけのことではなく、価値観を共有できているということの証だと思いますし、それがこの会社を支える大きな力になっていると思うのです。派閥や学閥のようなものも存在しませんし、若い人も大きなチャンスを得て、のびのびと活躍できていると思います。
高級不動産を軸に社会に新たな価値を提供したい、会社とともに成長したいと考えるみなさん、是非、一緒に仕事をしましょう。
1日のスケジュールSchedule
【通常出勤日】
- 9:30出社
メールチェックなどの事務処理 - 10:00社内ミーティング
課内の動きやイベントのスケジュール等を共有 - 12:00ランチはヒルトン横浜にあるホテルの社食で
- 13:00横浜市の街づくり担当者との打ち合わせ
- 15:00賑わいイベントの運営に関するミーティング
- 16:00Webによる情報発信、広報・PR活動についての打ち合わせ
- 19:00退社
帰宅後は、自宅で子供たちと過ごす
【イベント開催日】
- 12:30出社
広場のキッチンカーで購入したランチをいただく - 13:00業務開始/ブリーフィング
当日の入場者数や男女比、グッズ販売等の状況を確認 - 14:00広場でのイベント開催状況を巡回チェック
- 15:00社内他部署との調整
- 16:00開場の30分前に広場の状況をチェック
- 16:30開場、ドアオープン
- 18:00公演開始、このタイミングで夕食
この日の出来事について課内でコミュニケーション - 21:00終演
広場に出て、会場外を巡回チェック - 22:00退社
※内容はすべて取材当時のものです